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 たびのエピソード集

〜筆者の体験から〜 



仙台のエスカレーター 
 出張で仙台に行った。地下鉄のエスカレーターに乗ると、何か変な感じがした。そしてまた別のエスカレーターに乗っても変な感じがしたのでふと考えると、 なんとエスカレーターに立つ人の位置が反対だ。東京では左に立って右を通路に空けるのが普通だが、仙台では右に立って左側を空けていた。ちなみに東北新幹 線のエスカレーターでは、左に立つ旅行者と、右に立つ地元の人とが入り交じって、歩く人はジグザグに歩かなくてはならなかった。(2001.4.9)
茶色いセブンイレブン 
 皇太子夫妻も登った茶臼岳(1915m)に登るため、那須ICで東北道を下りた。すると何だか景色がおかしいことに気が付いた。通常、高速のインターを 下りると、観光スポットや温泉旅館のカラフルな看板がひしめきあっているのが普通だが、ここだけは違う。道路に立っている看板がみんな茶色一色なのであ る。不思議な風景の中しばらく車を走らせると、ななんと、かのセブンイレブンまでもが茶色の「7」を掲げていた。近くに那須御用邸があるからなのか、さす がの世界的な商標も「郷に入れば郷に従え」だった。(1999.8.25)
全日空 
 中国で聞いた話。中国では何でも漢字で書くから、JALも「日航」でOKだ。ANAも「全日空」かと思ったらこちらは違った。なぜなら、中国語で「全日 空」とは、一日中お客がいないという意味だそうだ。これではイメージが悪いので、ANAは「ANA」のまま通しているようだ。(2001.1.5)
中国の交通ルール
 中国人は信号などまったくお構いなしだ。歩いている人は平気で走っている車の前に出てくるし、交差点は斜めに渡るし、高速道路も歩いてしまう。車を運転 する人は相当俊敏な運動神経が必要だ。車同士でもそう、ほとんどの車がウィンカーも出さずに割り込んでくるし、ミラーがぶつかるんじゃないかと思うくらい スレスレで追い抜いていく。車線なんかも全く関係なくまるで水の流れのように都合の良い所を勝手に走ってしまう。1車線に2列で走っている光景も目のあた りにした。当然事故も多く、2日間で3件の事故を目撃した。ちなみに日本人には運転手付の車が会社から支給され、自分では運転しないそうだ。 (2001.1.4)
大阪のトンカツ
 筆者は昔からトンカツにはソースを使わず、しょう油とねりからしをつけて食べていた。紀伊半島への旅の途中、大阪駅構内の食堂でトンカツ定食を注文した ら、なんとはじめからソースがたっぷりとかかっていた。そんなトンカツは生まれて初めて見たのでびっくりして店員に抗議しようとも思ったが、これが大阪の 文化かとあきらめて、しぶしぶソースのまま食べた。大阪人はホントにせっかちだということがわかった。(1989.2.22)
イギリスのチャーハン
 ロンドンを旅行した際、ソース味ばかりの食べ物にいい加減飽きて、しょう油味のご飯が食べたくなった。そこで中華街に行ってチャーハンを注文したら、な んとソース味のチャーハンが出てきた。そんなチャーハンってありか?まずくて仕方が無いので、ソースの味が消えるまでしょうゆをかけまくって食べた。 (1993.3.7)
九州人の行列きらい
 九州へ行った時のカルチャーショック。バス停で1番目に並んでいて、バスが来て乗ろうとした瞬間、目の前に突然オバさんが現れて先に乗られてしまった。 後ろを振り返るとバスを待っていた十数人の客は行列を作ることもなく、まさにわれ先にバスに乗ろうとしていた。私も負けじとバスに乗った。JRの駅でもそ う、電車が来るとグシャっとドアに人が群がり、降りる人もまともに降りられない。これはどういう文化なのか理解が難しい。(1991.2.18)
冬の網走
 札幌雪まつりのあと、夜行バスで網走に流氷を見に行った。札幌よりもはるかに寒く気温はマイナス15℃。歩いている分にはいいが、信号待ちでじっと立っ ているとたちまち凍えてしまう。吐く息が真っ白なのは当然のことだが、息を吸うと鼻の奥や気管支までもに刺激が伝わり、とても深呼吸などできない。雪も積 もることなくちょっと風が吹いただけでサラッーと舞い上がってどこかへ消えてしまう。冬の網走、不思議な世界だ。(1994.2.13)
ここは日本かサンフランシスコ
 会社の出張でアメリカに行った帰りのこと、サンフランシスコ空港のターミナルに入った途端「そば・うどん」の文字が目に飛び込んできた。成田空港でさえ そば・うどんは無かったと思うが。その後搭乗口近くでお土産を買おうと店に入ると、いきなり日本語で「いらっしゃいませ」だと。そこには、JRのキオスク にいる感じの素朴な日本人のおばさんが1人立っていた。土産物の質問も、支払いもすべて日本語で済ませると、10時間の国際フライトを前に、もう既に日本 に帰ってきたような気がしてならなかった。(1999.9.29)
奄美大島の巨大スパイダー
 11月の奄美大島。名瀬市街を見下ろす丘の遊歩道を歩いていたら、突然目の前に直径2メートルもある巨大くもの巣があることに気がついた。びっくりたま げてくもの巣をひと回り見ると、今度は胴体が20センチもある巨大くもがくもの巣にへばりついていることが確認された。くもの巣は遊歩道の左側の木と右側 の木にまたがって遊歩道をふさぐように張られており、どうにも先に進むことができない。仕方がないので引き返したが、奄美大島のくもはまさか人間も捕獲し ようとでも思っているのだろうか。(1994.11.16)
天竜川舟下りで失態
 前夜までの大雨で増水した天竜川を横目に、欠航覚悟で舟乗場に行くとちゃんと営業していた。さすがに日本4大急流だけあって流れも相当速く、船頭がロー プをリリースするとあっという間に川の流れにのまれていく。舟の側壁にはビニールシートが貼り付けられていて、波がきたら全員でいっせいにそのビニールを 手で持ち上げるようにと船頭から説明があった。最初は真剣にビニールを持ち上げていたが、途中からは豪快な景色の撮影に夢中になり、ビニールを持ち上げる 手もおろそかになった途端、バシャーン!全身水を浴びてしまった。それにしても増水時の天竜舟下り、ディズニーランドのスプラッシュマウンテンよりもはる かにスリリングであった。(1997.7.20)



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